DIYで建てた自宅。有名になって届けたいメッセージ。

―7つの言葉の一つ、“いくら巻き”って?(笑)

この言葉をくれた彼は、先ほどお渡ししたビックリマンシールを描いた人です。「いくらがどうしても食べたいから寿司に行こう」って一緒に食事に行ったことがあったんですけど、それで例えてくれたんだと思います(笑)。そのままの言葉をお返ししたい人なんですよね。本当に面白い、有難い評価です。こんな風に書かれると、いくら巻きの評価も上がりますよね(笑)。「そんな美味しかったっけ?」みたいな。

―今度からもうちょっと味わって食べようと思いました(笑)。

簡単にプチプチしちゃダメですね(笑)。

―“ヒーロー精神”というのも、先ほどの正義感に繋がるところありますね!

この言葉も本当に嬉しいです。これまでの人生経験を踏まえて、自分の印象については「こう言われるかも」という予測もしちゃうじゃないですか。でも、予測していない言葉が入ってきた時は、やっぱり面白いですよね。いかに自分のことを客観的に見れていなかったかがわかって、本当に今回すごく有難い機会をいただいたなと思って。皆さんからもらった言葉が本当にめちゃくちゃ嬉しかったです。

―そう感じていただけて、こちらも嬉しいです。改めて自分のことを聞く機会ってなかなかないですよね。“心優しいモンスター”とかもありますね?

そう、それもね、何か普通じゃない感じがある雰囲気だよね。

―あと“繊細”も結構出てますよね。

“繊細”よく出てくる!変な話、「この人にそこまで繊細なところを出したっけな」と思うってことは、結構端々に出ているんでしょうね。

―ご自身で自覚あります?

言われるから余計にそう思っちゃったんだけど、ありますね。あと、嬉しいのは“ユーモア”です。

―“ユーモア”も多いですね。

座右の銘が一生ふざけて生きるなんで。僕はふざけていたいんですね。面白おかしく生きていたいんですね。だからめちゃくちゃ嬉しいです。

―面白おかしく生きていきたいけど、実は繊細なんですね、かわいい(笑)。

“ピンチの時に必ず現れます”とかも嬉しいですね。

―これ、すごいですよね!こんなん言われたいですよ~!

これは嬉しいですよね。

―どこでもフットワーク軽く行っちゃう感じですか?

いや、どうなんでしょうね?そうかもしれない。でも、知れてますけどね。

―“令和の侍”!

侍もよく言われましたね~。よく言われましたねって変だね…(笑)。“困っている人を助けたいという精神が動力になっているように感じる”この言葉も嬉しいですね。

―なんとなく分かる気がします。

この、モンスターとかゴリラとか、一見すると親しい間柄じゃないと表現に詰まるような言葉を本人に向けて投げかけてくれる、この関係性はすごく嬉しいです。ゴリラって言われたいし、繊細なジャイアンとか言われて嬉しいもんね。“心優しいモンスター”と“繊細なジャイアン”って、もはやこれ同じ意味ですよね。

―そうですね。違う言葉で同じ意味、面白いですね(笑)。

7種類出てきたらいいのになと思ったけど、結構かぶっちゃいましたね。

―聞くのも大変だったと思いますが、ありがとうございます。

いやいや、みんなサクサクッと返してくれたのも印象的でした。この人ってこう!みたいなのがみんなの中にイメージ付いてるって嬉しいです。その人について、話すことがすぐ出てくるのは、その人が“キャラ立ちしてる”ってことだと思うから、もう本当に光栄です。

―確かに、何か秀でていることがあるとすぐに話せるかもしれないですね。カズーさんは、これからもっと取り組みたいことはありますか?

今はYouTubeですね。本業の仕事が忙しくてなかなか進まないし、広がらないことに意識がいってしまっていて、元々感じていたこととか目標にしていたことが薄れてしまっているので良くないなと思っているんですが…。もっと有名になりたいんですよね。

―YouTubeで知名度を上げたいんですね!

そうですね。知名度があると、例えば学校で話すときの影響力が変わったり、SNSで発信するときにも、より多くの人にメッセージを届けられるじゃないですか。そのためにまず自己研鑽、セルフブランディングしたいっていうのがあって、YouTubeにそういう要素を期待していますね。

―承認欲求とかではなく、もっと多くの人にメッセージを届けたいという思いからなんですね!

もっとテレビに出たいとか、映画に出たいとか、色んなやりたいことはあります。時代劇にも出てみたいですね。

―正真正銘、“令和の侍”ですね(笑)。でも、有名になりたいことと時代劇、どんな繋がりが?

自分の中で、ある程度有名じゃないと時代劇なんかには起用されないだろうっていう考えがあるから、一応自分の中では繋がっているんだけど…(笑)。ただ単にコスプレして刀差すだけでもすごく満足感があるから「やりたい!」っていうのも結構同じぐらいあるでしょうね(笑)。

―有名になることは、手段というか、自分の武器の一つであるということですね。

はい、その通りです。

―冒頭で“日本一のDIYマスター”ということからお話を伺っていたんですけど、DIYも、カズ―さんにとっては、自分の思いを伝えるための一つの手段なのかも?

おっしゃる通りで、実はDIYは前の会社に勤めてる時に始めたんですね。DIY事業部っていうのを社内ビジネスの新規事業としてやらせてもらったんですよ。自分が何か始めようと思った時に、自分の持っている引き出しを全部開けて、最も日本一に近いものがDIYだったんです。

―最も日本一に近いという視点だったんですね!

僕は生粋の職人でもないし、かといって素人でもない。DIYを始めたい人にとっての障壁って、①道具がない、あるいはあっても使い方がわからない、②やり方がわからない、この2つなんですね。それを解消したらば、メリットを取りに行くことができる。じゃあ、「それを解消できるのって職人なんですか?素人なんですか?違う、俺だ!」と思ったんです。道具の使い方や技術の指導もできて、かつ、できない人の気持ちも僕はわかる「指導する上では、ひょっとしたら俺、日本一なんじゃないだろうか」って思ったのがきっかけなんです。だからDIYは、手段です。

―「職人でも素人でもない、俺だ!」っていいですね!ご自宅でもDIYされるんですか?

実は僕、自宅自分で作りました

―え!!家をDIY?

自分で設計して、自分で監督しながら、自分で作業をして。ちなみに3年前に建てたんですけど、まだ建ってないんです、完成していない。“尾張エリアのサグラダファミリアと言われてます。

DIYで建築したご自宅

―(笑)!!

しばらくやります(笑)。

―ええと、それは、趣味か仕事か、どちらの意識が強いですか?

ぶっちゃけ、仕事です。

―仕事でネタになる、的な?

その通りです。それをどう捉えられるかわかりませんけど、その証拠に、もう飽きちゃってるんですよ。建って住み始めちゃってるから。“自分で建てた”という実績が欲しかったんです。こうやって聞かれた時とかにね、さっき聞いてくれたじゃないですか。もうね、しめしめなんです(笑)。

―あ~!まんまと聞いてしまいました!(笑)

「自分で建てました~!」って、ちょっと食い気味に言いたいぐらい(笑)。でも、完成しないんですけどね。

―やっていることが大きすぎるのに、飽きちゃったなんて!面白いですね(笑)机を作ったりとか、細かいDIYは趣味ではない、ということですね?

うーん、必要に迫られてやっていますね。趣味で楽しくてやるんだったら、3年も完成しないってことはないですからね。

―…確かに…!カズ―さんの話を聞いていると、仕事って自分の一つの武器・手段でしかないんだなと改めて感じます。仮にその仕事が好きでなくても、その仕事を通して、何を成し遂げるか、何を大切にするのかで、生き方も変わってきそうですね。

恥ずかしいってくだらない。素直に言えた親への感謝。

―カズーさんは、人生って何だと思いますか?

最近よく感じているのは、人生とは“冒険”である、ですね。何か経験積んで、人と会って、情報を仕入れて、レベルアップして、イベントをこなして、冒険やなってつくづく思います。

―何か探しつつ、乗り越えていく、みたいな。

そうですね。上手くいかない時の方が実は面白いというかね。やり込み要素があるんだろうなっていう。無理ゲーだ!ってなっても、何年か経ってもう一回そのソフト出してくることってありませんか?小学校の時は全く歯が立たなかったゲームを、高校生の時にやるとクリアできるみたいな。

―わかります!そういうのクリアした時の達成感もすごくありますよね。

よく人に話す時、特に学生に話す時に例えで出すんですけど、スーパーマリオみたいに横スクロールのアクションゲーム、やったことありますよね?色んな敵が出たり、土管が出たり、穴があったりみたいな。あれ、全く何もない真っ平らで、ずっとBダッシュして、最後旗が立ってたら、誰がやるの?という話ですよね。誰もやんないよね。

―とってもつまらないですね(笑)。

適度に山あり谷あり、色んなキャラクターが出てきて、物語があった方がやっぱり面白い。やっぱり、“冒険”やなと。エクスプローラーやなと思います。

―その冒険の先にゴールなどはありますか?

ゴールはいつも変わらず “自分が幸せであることです。それがもう全てですね。今現在も、明日も明後日も10年後も。なんなら僕は「死んでも幸せだな」ってなることが全てなので、そのためにあらゆる経験や知識、技術を投資していきたいですね。

―自分の幸せのために、冒険して、障壁も乗り越えていくんですね。

人助けをする方が、自分も幸せを感じるって言いますけど、その通りだと思います。だから人に喜んでほしいって思うし、行動もするし、全てのベクトルは“幸せ”ですね。目に見えたり分かり易いことばかりを言ってるんじゃなくて、幸せってもうちょっと違うじゃないですか。欲とか快楽以外の部分、そこをより追求していきたいですよね。

―人のために何かすると自分の幸せになるというのは、科学的にも明らかにされてますよね!

そうですよね。仮にその研究が「全然違いました~!」ってひっくり返されても、いいです。だって幸せ感じてるもん、こちらは。こっちはもう感じてますからそれでいいです。

―漢気~!

あとやっぱり、感謝をちゃんと伝えるってことですね。40歳ってダブル成人式じゃないですか。成人式の時にまともに両親に「育ててくれてありがとう」って言ってないし、結婚式の時も手紙を読むこともなく、わざわざ言うこともないっていう中で。「親やったらわかるでしょ?子どもだったら当たり前でしょ」っていうのはもうなしにして。ちゃんと伝えようと思って動画を撮ったんですよ。ドキュメンタリー作家に頼んで、両親へのビデオレターを作りました。

―両親へのビデオレター!

もうコロナ禍真っ只中だったんだけど、尾藤くん(尾藤 雅士 | palette)の喫茶店*を借りて、そこで40歳の自分の誕生日パーティーを企画したんですね。さっき言葉をくれたようなメンツを20人だけ集めて、両親を呼んで、そこで両親に「俺を生んでくれてありがとう、俺を育ててくれてありがとう」ってはっきりと言おうと思ったんですね。
喫茶ニューポピー

―素敵ですね~!そんなの子どもにされたら、絶対嬉しいですね。

そしたら両親がね、その1、2週間ぐらい前かな、「ちょっとやめとこうかなと思っててさぁ」みたいな話になって。「コロナのこともあるし、高齢だし、そんな無理しなくていいよ」って言ったら、「そうなんだけど、すっごい寒さが厳しいから結構参ってて」などのやり取りをして、結果的に来られなかったんですね。

―それは残念…。

両親は来られなかったけど、出席してくれた20人のみんなに、こういう気持ちで両親に向けて動画を作ったんだよって観てもらったり、母親が俺にくれた手紙を代読してもらって、「カズ―さん両親に感謝を伝えられて、よかったね。」なんていう会がありまして。

―素敵な誕生日会でしたね。

その時に、僕が尊敬する若山さんという人が、僕が母親に正義感があるって言われたエピソードをすごく心に留めてくれていて、「そんなカズーさんを産んでくれてありがとう」と言って、花束をくれたんですよ。「え~わっかさん、ありがとうございます!」と言ったら、「これカズ―さんにじゃなくて、お母さんに渡してほしいです」と言われて。それが、生花だったんですね。生花だから早く持っていかないと枯れちゃうから、「若山さんさすがだな。」と思いながら、翌る日すぐ持っていったんですよ。

―お仲間も素敵な方…!

そしたら母親がいなくて、親父だけいて、どこに行ったのか聞いてもなんだか歯切れの悪い感じで。「車あるけどいないじゃん、どこ行ったの?」と問い詰めたら、白状して…。
入院してたんです、悪性リンパ腫で。

―内緒にしていたんですか?

誕生日にケチをつけたくないからって黙っていたんですよ。俺、花を渡しに行かなかったら、分からなかったんです。で、母親に電話して感謝も伝えたら、もうわんわん泣いてですね。そこからよく電話をするようにもなりました。

―お母様のお気遣いもすごい。

実は、家族と一緒に旅行したりとか一回もなかったんです。家族で写真を撮ったこともないぐらい本当にちゃらんぽらんだったんですね。それを取り戻すかのように、今は会話や関係が増えて、良かったなと思っています。

―勇気を出して、感謝を伝えることができたから、関係性がぐっと良くなったんですね。

おかげさまで今は病状も安定していて、目標としてみんなで旅行しようと提案したんです。「どっか行きたいところないの?俺が費用も全部出してアテンドするから。」って。そしたら京都の大覚寺に行きたいって言うから、「じゃ大覚寺行こう!」って計画しました。

―家族で京都旅行、いいですね!

で、大覚寺に行くために、先に予祝として大覚寺をバックにして家族が並んでる絵を描いてもらったんですよ。“絆絵”というのを描かれる大村さんという人に頼んで。次は同じところで写真を撮ることを目標に頑張ろうって言って。今その絵が完成して、先週ぐらいにそれを受け取って、今実家に絵が飾ってあります。

ご家族との絆絵、大覚寺を背景に。

―絵を先に描いてもらったんですね!わ~素敵です!!

そうやって、取り戻すというと変ですけど、今何かを思ったんだったら、正直に素直に、別に両親に限らず、友達でも家族でもみんなに対して、恥ずかしいとか、そういうくだらない理由を除外して生きていきたいなということを改めて強く感じます。

―かっこいいです。簡単なことではないと思います。

それこそ…両親が病気になってまで俺に教えてくれたんだろうなって捉えています。それも、他人が喜ぶことが自分の“幸せ”というところにめちゃくちゃ繋がってるなと思います。大覚寺も、行けるかなんて分かんないですからね、まだ。だけど楽しみにしてるから、良かったかなと思ってる。

―外に向かって挑戦することより、自分の内側だったり、親や大切な人たちに、改めて勇気を出すというのはハードルが高いですよね。

そうですね。現に僕は40歳になるまで、ありがとうの一言すら言えなかったんだから、その通りだと思う。

―50になっても、60になってもできない人もたくさんいると思います。“浄化”なのかなと思いました。スピリチュアル的な言葉ですが(笑)。浄化をたくさんされて、ますますレベルアップしていくんだなと感じました。(なる美)

浄化中でございます(笑)。昨日、母の日ですからね。1日遅れようが2日遅れようが関係ないので、お花1本持ってね、「産んでくれてありがとうね」って一言言うだけで、もうそれでいいじゃないですか。

―「産んでくれてありがとう」と、面と向かって改めて言うのは恥ずかしいですけどね。

奇跡ですからね、出産は。本当に恥ずかしいんだけど、よくよく考えたらなんで恥ずかしいのかも、分からないですよね。理由にならないんですよね。言ったほうがいいです。

―いや、ほんとその通りだ!これはすぐにでもできる、“かっこいい大人”への第一歩ですね!このインタビューだけでも、カズ―さんの漢気ある言葉に、ハッとしたり、たくさん勇気付けられたりしました。これから益々有名になって、いつか、時代劇でもカズ―さんを拝見できることを楽しみにしています(笑)!本日は、楽しい時間をありがとうございました。

笑顔のご両親

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